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過払い金請求の前に、取引履歴を請求してみる

過払い金がいくらかになるか、計算をしてみましょう

過払い金が発生してるか、計算するには取引履歴が必要になります。

取引履歴の開示には手数料がかかる場合もあり、開示手数料は業者により金額が違いますので、直接電話するかホームページで確認をし、郵送の場合は、手数料分の切手や郵便小為替などを同封しましょう。こちらも業者により方法が違いますので確認してください。参考までに、2010年1月末現在で、3社の手数料と郵送の場合の支払い方法をまとめておきます。

業者名

手数料・送料

方法

クレディセゾン

手数料:無料

送料:380円

切手

オリコ

手数料:1,000円

普通為替

定額小為替

プロミス

手数料:無料

通常ならば2週間~3週間ほどで履歴が送られてくるはずですが、ある方がご自身でイオンクレジットに電話で開示請求をしたところ、履歴が送られてくるのに2カ月から半年かかると言われたそうです。

取引履歴が手元に到着したら、履歴の内容が正しいかどうか、返済したときの明細書や家計簿などの記録、自分の記憶などを辿ってチェックします。内容に間違いがなければ引き直し計算をしましょう。

計算の一例をあげておきます。

例えば、3月1日に年利25%で50万円を借り、3月31日に2万円を返した場合。

500,000円×0.25%÷365日×30日=10,273円

この10,273円が利息になりますので、2万円を返済しても元金はわずか9,727円しか減っていません。

ところが、利息制限法が改正され、50万円の借入ならば利息は18%が上限となりました。

では、18%の利率で再計算してみましょう。

500,000円×0.18%÷365日×30日=7,397円

利息は7,397円となり、25%の利率のときに比べて2,876円も返済額が少なくてすみ、残高は487,397円になります。

たった1回の返済で約2,800円も違うのです!

次に、翌月の4月も2万円を返済しました。このときは、残高が減っていますので、計算は以下の通りになります。

487,397円×0.18%÷365日×30日=7,210円

元金の返済額は12,789円になり、残高は474,608円となります。

この計算を何年も繰り返していくと、やがて残高がゼロになり、さらには過払いになっているケースが出てきます。

ただし、50万、100万単位で5年、10年と借り入れをしていた場合、このような計算を何百回と繰り返さなければなりませんので至難の業です。とは言え、紙と鉛筆、電卓、そして“根気”があれば計算できなくはありません。

こうして引き直し計算ができたら、業者へ過払い請求をすることとなります。ただし、対応は業者によってまちまちですし、すんなりと請求に応じる業者は少ないはずです。しかし、ここで怯まず堂々と返還請求をしてください。

どうしても、請求に応じない場合は、「過払い金返済請求訴訟」と呼ばれる裁判を起こすことになります。裁判は、請求金額が140万円以下ならば簡易裁判所で行うこととなりますが、140万円を超える場合は地方裁判所扱いとなります。

できれば裁判にせず過払い金を取り戻したいところですが、相手が素人となれば、貸金業者もすんなりとは請求をのんではくれません。

そこで、少しでも早く、少しでも多く返還してもらうためにも、業者との交渉に必要な法的知識を持った専門家に頼むことをおすすめします。

 

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