和解成立後に貸金業者が破綻したら?

過払金を請求し、貸金業者との間で和解成立や勝訴判決を得た後に、相手方である貸金業者等が破綻した場合、この和解等の効力はどうなってしまうのでしょう?約束した以上は、破綻しても払ってもらえるのでしょうか?

答えはノーです。

和解等で定められる過払金の返還日は、実際の和解日よりも後になるので、和解成立後、過払金の返還前に貸金業者が破綻してしまうことも事実上あり得ますし、実際におこっています。

和解が成立していても、実際の過払金返金前に、貸金業者等が裁判所へ破産や民事再生等の申立てをすると、その後の支払いは、裁判所の監督に基づいて債権者平等原則により配当が行われます。

そのため、例え和解が成立していて、支払期日が到来しても優先的に支払ってもらうことはできず、全額を払ってもらうことも難しいでしょう。

記憶に新しいところで、武富士の会社更生においては 第1回目の弁済の配当率はなんとたったの3.3%でした。(さらに第2回弁済は未だに未定です。)つまり、過払金の計算額の3.3%しか返ってこないのです。

つまり、和解したからといって絶対安泰なのではなく、実際に返ってくるまでは安心できないということです。そのため過払金の返還日はなるべく早い方がいいですし、過払金の請求自体も早い方が良いということです。

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