過払い金の返還のケース
ケース1 返還された過払い金350万以上
Aさんは、10社以上の信販会社から借金をしており計算をし直したところ
莫大な払いすぎの金額であったため、弁護士を立てない本人訴訟を
起こした。
この経験をもとにAさんは以後、多重債務の方を励ます活動を行っている。
もともとAさんはサラリーマンであったが、退職し自分で事業を興した。
しかし業績があまり良くなく、多額の開業資金を必要としたこと、
トラブル続き出会ったこともあり、大手の信販会社から10万を
すぐに返すという予定で初めて借り入れをした。
これが雪だるま式の始まりで、高金利であったため
すぐに返すことができなくなり、借金を借金で返す羽目になる。
また別の借入先、また別・・・と10社以上に借入を広げ
月々に15万以上返済することになってしまった。
勿論自分の事業が追いつくはずもなく、食べるのも難しい生活に。
途方に暮れていたところ、図書館で「サラ金訴訟の本」を見つけ
読み漁ったところ、「法定金利」に基づいた法定利息の
過払い金というものがあることを知った。
Aさんは早速、自分の借入履歴を振り返り、金額と日時をあわせて
計算をはじめていったところ、まったく払う必要のないお金を
返済し続けていたことが判明した。
そこで弁護士を雇うお金もなかったAさんは、
本人請求という手段を選んだ。
まず、債権会社に返還請求書を送り、その後応じなければ
調停の申し立て、提訴、といったステップを踏んだ。
書類を作り送付することも、厳しい生活状況であったが
なんとか食べるものを削ったりしながら、請求書を
送る作業から始めた。
ノウハウは図書館のマニュアルをコピーしてもらって自分なりの
手引書を作っていた。
まずこの返還請求に関しては、すべてのサラ金が請求を
無視する形であったので、手書きの訴状を作り
地裁に提訴をした。
半年以上の訴訟期間のあと和解により1社分の40万が
返還されてきた。
それを元手にさらにサラ金裁判の勉強をはじめ、
約3年間、裁判所に通い続けた。
中では、調停委員の「はした金で我慢しろ」というような
説得力の無さ、サラ金業者の心ない訴訟の対応(未出廷)
などさまざまな苦しみを味わってきたが、目的があったため
一生懸命、家族の支えのもと乗り切ってきたという。
こうして1社だけが控訴で最高裁までのぼったものの
最高裁が上告を受理したのち、すべての裁判に勝訴して
350万以上の過払い金を返還した。
あきらめないAさんの姿勢と、自分が裁判に勝つための
ノウハウを吸収しようという努力(1つ勝つごとに
その返還金を次の裁判のためのノウハウ作りや調査に役立てて
使っていたという)
が実を結んだものに他ならない。
自分は1円、1時間の債務に苦しんだのだから
裁判では決して数1千円の返還でもあきらめることはしたく
なかった、という。
そして自分は弁護士も立てずにお金がない中でも
争って勝てたのだから、ほかの多重債務者の人にも
できないことはない、がんばってとり返してほしいという
アピールを日々続けている。



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